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20世紀の名作シェルチェアはイームズ夫妻によってデザインされた20世紀を代表する名作です。当時開発されたばかりのFRP(ガラス繊維強化プラスチック)を使用することで、自由な曲面が実現できるようになり、それまでの一般的な木製チェアと比べて座り心地が格段に向上しました。また、それと同時に高い耐久性と量産性を兼ね備えたことで、良質なデザインを誰もが所有できるようになりました。そして用途に応じたベース(脚)を組み合わせることで、幅広い用途に対応することができる汎用性の高さも魅力です。Zenith社の機材で復刻このシェルはロサンゼルスのMODERNICA(モダニカ社)が復刻を手がける製品です。1949年にイームズ夫妻とともに1stモデルを開発し、1950~82年にかけてシェルチェアを製造していたZenith(ゼニス社)の設備を使って製造しています。オリジナルの金型や製造工程を開発したエンジニアのひとりサール・フィンガーハット氏※が復刻作業や実際の製造にも携わり、金型や原料なども50年代当時のオリジナルにこだわって製作しています。(※2009年没)複数のオリジナル画期的な構造をもつシェルチェアは、デザイナーのイームズ夫妻とZenith(ゼニス社)の技術者によって開発されました。当初のシェル(通称1stモデル)はZenithのブランド名で販売されていましたが、数年後に販売元のHermanMiller(ハーマンミラー社)と、製造元のZenithの名前が併記されるようになり(通称2nd)、最終的には販売元のHermanMillerのロゴだけが刻印されるようになりました(通称3rd)。そして1989年にHermaMiller社が販売を終了したことで、シェルチェアの製造は長らく途絶えることになりました。そして生産終了から11年後の2000年、MODERNICAがZeninthの古い工場や生産設備を買い取り、開発当時の技術者を集めてシェルの復刻生産を始めました。それが、このシェルです。さらに販売終了から25年後の2014年にはHermanMiller社も独自の工場で製造したファイバーグラス製のシェルの復刻販売を開始しています。HermanMiller社は法的権利が失効した現在もイームズの遺族が管理する財団(EamesOffice)から承認を得て製造販売を行っています。開発者や製造設備が同じもの(モダニカ製)をオリジナルと呼ぶのか、デザイナーの遺族団体が承認したもの(ハーマンミラー製)をオリジナルと呼ぶのか・・・両社とファンの間では今も"オリジナル"をめぐる論争が続いています。ただし(最初のモデルを製造開発した)ゼニス社のシェルと、(遺族団体から承認を得た)ハーマンミラー社のシェルは、どちらも他の模造品(リプロダクト)とは明らかに異なるバックグラウンドを持っており、いずれも"オリジナルとしての価値"を有した製品であることは間違いありません。バッグや時計の模造品に価値が無いのと同様に、家具の模造品にも価値はないばかりか、所有者自身を貶める行為です。ぜひ、所有する喜びを感じることができる、価値あるチェア(ハーマンミラー製か、モダニカ製)をお求めください。ベース(脚)についてお好きなベースをお求め下さい。組み合わせる脚の形状によってリラックススチェアとしても、ダイニングチェアとしてもご使用いただけます。>>ベースとの組み合わせを選択する |
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![]() 本物の佇まいをもった美しい製品です。座面と背もたれ、アームレストが滑らかな一体成型で繋がるシンプルな構造は、シェルチェアならではの魅力といえます。
![]() 体を預けてゆったり座ることができます。
![]() 背面からのシルエットも美しいチェアです。
![]() デザインされた当時と同じファイバーグラスを使用しています。ファイバーの量が多く、素材の表情を楽しめるのもゼニスのシェルの大きな魅力になっています。量は平均すると2ndに近い印象(ハーマンミラー製より多く、1stよりは少ない)です。
![]() グラスファイバーには製造上の焼けが発生しているものがあります。明るい色のシェルほど焼けが目立ちやすい傾向があります(ヴィンテージのシェルと同様です) ので製品の特性として予めご承知ください。
![]() 裏面にゼニスのステッカーが貼られています。また、シェル本体にモダニカのロゴが入っています。
![]() 2021年以降に生産された製品は裏面の接着剤の色がブラックに変更されています。ただし、メーカー在庫の状況などによって2色が混在しており色指定もできませんのでご了承ください。
![]() 金属製のベース(脚)を4本のネジで固定する構造です。お好みのベース(別売り)を組み合わせてご利用ください。
![]() アームレストは前方に向かって滑らかに細くなっていく形状です。腕や手にフィットして、リラックスした姿勢でお使いいただけます。
![]() ![]() レッドのシェルに、純正ロッカーベース(ジンク×メープル)を組み合わせた例です。
![]() オートミールのシェルに、純正ロッカーベース(ブラック×ウォルナット)を組み合わせた例です。
![]() オートミールは抜群の雰囲気が感じられるあるオススメのカラーです。
![]() 組み合わせる脚の色によっても、かなり表情が変わります。写真はジンク×メープルのベースを組み合わせています。
![]() レッドのシェルに純正のロッカーベース(ブラック×ウォルナット)を組み合わせた例です。
![]() 日本製レプリカのロッカーベース(ウォルナット)を組み合わせた例です。(質感は劣りますが、価格を抑えることができます。)
![]() レプリカのロッカーベース(ライトウッド)の組み合わせ例です。
![]() 手前はモダニカ純正のウォルナット、奥はレプリカのダークウッドです。色は近いのですが木目や光沢感が大きく異なります。純正は木部の質感が圧倒的に綺麗です。レプリカは少し木の幅が太く、ネジの色も違います。(純正はスチール部分と同色、レプリカはシルバーです)
![]() 手前がレプリカのライトウッドで、奥がモダニカ純正のメープルウッドです。色味が違うため単純比較はできませんが、全体に高級感があるのは純正です。金属ロッドの色にも少し差があり、純正品は完全なシルバーですが、レプリカのメッキは少し青みを帯びています。
![]() Hベースのグライズ部分です。日常の目線から見ると上質な金属の質感ですが、床と接する部分はプラスチックを使って傷を防いでいます。
![]() ドゥエルレッグのメープルウッド仕様です。天然木のナチュラルな質感が、ダイニングなどのホームユースにふさわしい印象を与えてくれる逸品です。
![]() エッフェルベースは細い金属ロッドを編み上げるようにして作られています。繊細な曲げと溶接が必要なため、古いエッフェルよりも綺麗な仕上がりになっています。
![]() 日本製のレプリカ(左)と、モダニカの純正(右)のエッフェルベースを比較しました。溶接は日本製の方が綺麗なのですが、形状はモダニカ純正の方が格好良いと思います。
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