
ロモの歴史は旧ソビエト連邦の軍事工業省がLOMO PLC社に一般向けカメラの製造を依頼したことから始まりました。PLCの技術者は『誰でも何処でも毎日使えるカメラ』を目指し『コンパクト』で『オートマチック』なカメラ『LC-A』を開発します。そしてこのLC-Aには当時のPLC社が独自の研究開発を行い完成させた『MINITAR 1』と呼ばれる表現力豊かなレンズが世界で唯一搭載されたのです。
そして、民主化されたばかりのブラハを訪れたウィーンの学生(マティアスとウォルフガング)がこのカメラに出会ったことでLOMOの歴史は大きく変わります。彼らはこのカメラから生まれる生物的な写真の魅力を知ると、それを知人や友人に紹介しました。そうした地味な活動を繰り返すうちLC-Aの魅力はオーストリア中に広がり、彼らのアパート兼オフィスにはLC-Aを求める人々が訪れるようになります。こうしてLC-Aの販売を始める『Lomographyc Society』が誕生したのです。やがて彼らはロシアの厳しい社会情勢の中 PLC社との直談判を行い、一時は生産中止に追い込まれたLC-Aの再生産を実現させます。そしてロシア生まれのLC-Aはオーストリアのエッセンスを加えた『LOMO PACK』として世界中に広まったのです。
こうして生まれたLomographyc Societyは、その後も独自で写真やカメラの研究開発を行い、写真と生活を愉しむオリジナルのトイカメラを多数製作してきました。現在ではおしゃれなトイカメラの代名詞として世界的に知られています。
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<▼メーカー資料より>
Dianaヒストリー
Dianaは1960年代に香港グレートウォールファクトリーから安価な120mmカメラとして生産されていました。Dianaはほとんどのパーツがプラスチックからできており、当時1ドル程度のコストで製造されていました。ノベルティーギフトとしてアメリカを中心に普及しましたが、商業的には成功しなかったDianaは1970年代に入ると製造中止に追い込まれます。
ところが、当時のアヴァンギャルドでローテク好きな若い写真家たちはDianaを「アーティスティック・フォトツール」として再評価し始め、しだいにムーブメントが起こり、カメラの人気は世界中に広まっていきました。Dianaでしか表現できない彩度が極限まで高められたソフトでドリーミーなイメージは多くの写真家の間で愛され、撮影に使われ、70年代当時数多くのクリエイティブな写真を生み出しました。
そして、Diana+(ダイアナプラス)
街をなにげなく歩いていて、ふとショーウィンドーに飾られているビンテージの高級車を目にし、突発的にその店に入り車を手に入れたいと思ったことはないですか?わたしたちがDianaを目にした瞬間はまさに「それ」でした。このチャーミングなプラスチックカメラに魅かれない人がいるのでしょうか、不思議になってくるぐらいです。このローテク最高傑作を愛さない人がいるわけありません。
これほど美しいカメラ、これほど厚みのある歴史をもつカメラ、これほど偉大な軌跡をアナログカメラの世界に残したカメラを「過去のもの」にしておくわけにはいきません。ロモグラフィーの経験と総力を注いで、わたしたちはDianaをこの世に再現させるべく立ち上がりました。そして2007年、ついに、ロモグラフィーによって「Diana+(ダイアナプラス)」が再び生まれ変わります。オリジナルDianaのタイムレスな魅力(鮮やかな発色、ソフトフォーカス、フルプラスチック製ボディー、シンプルシャッター)を完全に再現し、さらにピンホール機能やエンドレスパノラマのようなPLUSフィーチャーを追加しています。いま、Dianaにとって新しいスタートがきられました。
ザ・ビッグ・ピクチャー!
今こそDianaの叫びを聞いてもらいたい! もう「劇的な傑作写真」を追いかける必要も、「構図を気にする」必要も、どこかで見た写真をまねて撮る必要もないのです。一生懸命にファインダーで構図を覗いて、一歩二歩下がって、「うん、これで」と心でつぶやく必要もありません。あらゆる旧時代の写真行動はここに終結します。同時に今このDianaの瞬間をもって「ビグネット」の写真時代が幕をあけるのです。Dianaは決して同じ映像を写さないカメラ。光をドリーミーにつつみこむカメラ。もう野性的カンと偶然を開放するしかないのです。しかしそれは、あなただけが見て描くことができる「過程の写真」や「頂点の写真」こそが最大限クローズアップされていくということです。一生ものの写真には、必ず撮る人の心のかけらが埋め込まれます。それはつまりは「ストーリー」が刻み込まれるということです。(あるいは「ドキュメンタリー」。) 一枚の写真の中に小説のように昇華する「ストーリー」を感じたい。撮り手が精神的に「削り」をつけてこそ生まれる写真をもっと見たい。幸いなことに Dianaは二度と同じ写真が撮れないカメラだから、撮り手は、自由奔放に自分のスタイルに合った動きや癖だけを信じて動いて撮ればいいのです。「追いつめる」ような俊敏かつ独特な野生的勇気だけもって、写真物語をつづってみてください。真の写真勇者として今立ち上がろう。Dianaは、撮り手のストーリーを鏡のようにトランスレートしてくれるのです。ついにリバイバルされたDianaカメラとは、LomoもHolgaも写真家ブームも生まれるずっと前に、多くの撮り手のあったかいコアを呼び戻したカメラ。写真を撮る者すべてが忘れてはいけないオリジナル・オブ・オリジナルは今再び誕生します。