カレンダーは世の中に溢れていますが、どれも作家性を主張したものばかり、
「それなら、作品としてではなく、ちゃんとカレンダーとしてデザインされたもを作ろう」
・・・そんなコンセプトで生まれたのがこのカレンダーです。
そんな経緯から、A3サイズの上質な紙には必要な文字だけが整然と並び、
機能的に必要の無いモノは一切ありません。
驚くべきことに、紙を支えるフレームさえも表面からは全く見えないのです。

一見そぎ落としただけのデザインに見えますが、良く見るとそこには深い配慮が感じられます。
葛西薫オリジナルの『Kハンガー』と呼ばれる金具が、二つ折りになった6枚の用紙を1つに束ね、
同時に壁掛け用フックの役割も果たしています。 1ヶ月ごとに破いていくカレンダーと違い、
月が替わっても破った痕跡は残らず、(Jan)→裏返す→(Feb)→1枚はずす→(Mar)→裏返す・・・
という方法で切り替えを行い、1年が経つと最後には自然に消えていく、とても知的なデザインなのです。
(※写真の一部は2007年版ですが、現在お届けしているのは2009年版です。)